もんげー食堂

「もんげー食堂」
「もんげー」は「ものすごい」という意味の岡山の方言です。

概要
このプロジェクトは社会福祉法人ちとせ交友会の岡山にある「ちとせ認定こども園」改築計画案として「日本財団みらいの福祉施設建築プロジェクト2021」に応募された計画です。

イメージスケッチ
現況写真 / 完成予想パース
完成予想(夜景)

計画概要

保育園として建てられた本館の建物は時代の経過と共に増改築を重ねて、現在は本館、別館3棟が分断された形で敷地内に配置されています。本館から別館に給食やモノを運ぶ場合には園庭を通らなければならない等、不便な状況が問題となっていました。今回の計画では分断されている本館、別館を建築(建物)で繋げる事で人の流れを作り出す計画です。

「もんげー食堂」(子ども食堂)

「食を学ぶ食堂」を新設することで人が集まる拠点を作り、地域社会との繋がりを作る核となる施設になるように計画をしました。

完成予想パース
2階テラス
空間の形状イメージ

「もんげー食堂」の存在

「食べることは生きること」「日々の食事において、食べる楽しさを学びながら生命の尊さを知り、自らを大切にする心と力を育みます」「自分たちで料理を作る。食事の準備をする、食べる等の体験を通して、料理や食材に関心を持つ心を育てる」私たちは「何を食べている」のか?肉、魚、野菜、それらの食材は、原型はどんな形をしていて、どこで育って、誰が育てて、どこから来て、誰が運んでくれて、誰が料理をして、誰のお世話になって、食事として自分の口に入るのか?そして、食べた物は排泄されて、どこに行くのか?残った食べ物やお料理に使わなかった材料はどこに行くのか?命がある食材をありがたく食べさせて頂くことで自然と感謝が生まれる。そして、未来の地球は自分達が大切に守っていくことを学べる食堂、それが「もんげー食堂」(考えさせる食堂)(凄い食堂)です。